異世界モノ連発中のラノベ業界に、作家・鈴木輝一郎が苦言「何もわざわざこんな…」
おたぽる 11月26日(木)15時0分配信

原作が次々とTVアニメ化されたり、“俺ガイル”の愛称で親しまれる『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』が3年連続で
「このライトノベルがすごい！」に選ばれたりと、盛り上がりが続くライトノベル（以下、ラノベ）業界。
しかし、その業界に対し、作家・鈴木輝一郎氏が苦言を呈し、賛同するような声が多く上がっている。
どうやら、単調になりつつあるラノベに、読者も飽き飽きしているようだ。

連作短編集『めんどうみてあげるね 新宿職安前託老所』（新潮社）に収録される表題作「めんどうみてあげるね」で、
「第47回 日本推理作家協会賞」短編および連作短編集部門を受賞した鈴木氏。


鈴木氏が今月18日、自身のTwitter（@kiichiros）で「ラノベ志望の受講生の原稿がことごとく『異世界モノ』で、現在当惑中。
好きで書いてるのは伝わるし、たいてい形も出来てるんだが、何もわざわざこんな競争の激しい素材を選ばなくても、とは思う」と投稿。
続けて、「ラノベで『異世界モノ』を素材として選ぶ理由の多くが『調べ物をしなくていいから』ってことだから、ここから頭ひとつ抜け出すのは簡単。
『背景をきちんと調べた異世界』を作りゃいいんだ」「鈴木輝一郎小説講座5年やって5人プロデビューしたうちの2人がラノベだから、
そう的はずれなことは言ってないと思うぞ」と連投した。

目覚めるとそこは非常にゲーム的な異世界だった『異世界迷宮の最深部を目指そう』（オーバーラップ）などをはじめ、
読まずとも“異世界モノ”だとわかってしまうラノベは多い。
また『異世界迷宮の最深部を目指そう』も投稿されていた、小説投稿サイト「小説家になろう」においても、トラックに轢かれ死んだ34歳無職の男が、
剣と魔法の異世界で目覚める『無職転生 ～異世界行ったら本気だす～』（メディアファクトリー）や、『この素晴らしい世界に祝福を！』（KADOKAWA）
『転生したらスライムだった件』（マイクロマガジン社）といったラノベのヒットもあってか、異世界モノの作品が多数投稿されている。

そうした背景を受け、鈴木氏のツイートには「個人的には現実味があったほうがいいなぁと思います。主人公と自分を重ねられるような」
「特に今季のラノベ原作アニメが似た設定で」といったリプライが見られ、ネット上でも
「『現実じゃ活躍できないから異世界に行って活躍する妄想しよう』という発想が気持ち悪い」
「異世界っつうか、異世界召喚だな、昨今は。どいつもこいつもニートだのしがないリーマンが異世界に召喚されて『俺TUEEEEEE』。馬鹿かと」
「異世界とかバカじゃね？ 学園ハーレム異能力バトル書けば楽勝なのに」「編集に言われて仕方なくならともかく、自分から進んでテンプレ量産してりゃ世話ないわな」
など賛同するような声が上がった。

ただ、「それだけクソみたいな現実から逃避したいんだよ」「フォーマットができてるから書きやすいし、読む側もとっつきやすい上に、そこそこ売れてしまうからだろうな」
「オリジナル作るスピードが、消費するスピードに遥かに及ばないから」「別に売れるのなら、それでええんちゃうの」
「似たようなシナリオばっかりのゲームで育った層が、小説の読者になってるだけ。普通なら小説を読まない層が小説を読む、それが異世界もの」
「オタクは異世界が好きなんだよ」と、“読者が求めているならそれで良し”という声も多い。

また、「ぶっちゃけ面白ければどうでもいい」「面白ければなんでもいいし、それが正義になる」といった極論も聞こえる。
少女マンガなら恋愛が描かれ、「週刊少年ジャンプ」（集英社）では王道バトルマンガが受けるように、
ラノベは異世界モノという形が定着しつつあるのかもしれない。

永井産業

流行りだからな
そのうち落ち着くだろ

ラノベは異世界ものというかたちが定着しつつあるのかもしれない。まで読んだ

ナルニアを筆頭に異世界物自体は使い古されたジャンルだけど
最近のはただただ気持ち悪い

頭空っぽでもかける流行りもんだししょうがない

ハルヒSSが流行ったら 長門「」のスレが乱立しまくったようなもん

異世界じゃ無いのに録に調べてもいない作品が売れてるんだから関係ねえよ

素人が異世界しか描けずに異世界を書いてそのままプロになるラノベ異世界状態

ナルニアとかは調べて作ってるタイプだな

たしかにおもしろいラノベ作品って異世界ものじゃないこと多いなロウきゅーぶ！とかおにあいとか

今更すぎる
正確に言うとあの辺はラノベ作家っていうのともまた別のジャンルなんだよな
ネット小説の仲間内で一定以上評価された奴が商業に行くっていうか
「異世界」っていう大きな世界観があって、それを個々に共作してるっていうのが近いんじゃないかな

異世界チーレム
こう聞くとアホに見えるけど読むと楽しいよ
それ言うんなら戦隊モノなんてもっとつまらん

現実を知らないから妄想世界の事でしか書けないんだろ

学園ハーレムもなー
今更なにやんの感つよいし
アドベンチャー小説が流行るみたいな一過性の流行があるだけ

なろう見るとマジでそんなのばっかなんだよな

もはや批判なんてクソの役にも立たんのよ
時流を取り込むのが天才で、それ以外はただの土壌でしかない

ラノベとか読まんのだけど
逆に異世界から女子が来るパターンもあるわけ？

と言うかラノベ自体ツンデレ美少女が朴念仁主人公に惚れるだけって批判されてたし現実味全然ないよ
それでも色々工夫されて名作が生まれたんだから異世界チーレムを批判するのはおかしい
アンチが出るってことは異世界チーレムが凄いってパロメーターでもあるから
名作が生まれる事を切に望む

今の人生がゴミ過ぎるから大好きな剣と魔法のファンタジー世界に行ける上スペックもリセットする
というキモオタの現実逃避を昇華した妄想の行きつく先が異世界転生だからな

現実でPCとかで知略的に戦うの好き

ライトノベルだからペラッペラでいいんじゃねーの？
ラノベで出てくる異世界って浅い歴史と簡素な社会構成しか出てこないけどそれで良いよ

異世界転生モノの何が良いって、読者視点の人間がいることだよなぁ
ガチのハイファンタジーやったら土人レベルの倫理観しかない奴らに
ツッコミ入れる役がいない
下手すりゃ作者の正気が疑われるもん

ちょっと前は異能モノとか学園モノとかそのハイブリッドとか流行ってたし流行り廃りだろ